2016年度
当社では毎年、得意分野である移動式クレーン車における高い輸送品質をお客様に実感いただけるように、座学・演習を交えた実機講習を開催しています。
開会にあたり、代表取締役 菊池 正の挨拶。
「丁寧な作業、心こもった作業」がお客様の胸を打ち、より多くの信頼を勝ち取れると訓示。
クレーンメーカー様に講師を依頼し、座学にて講習開始。
当社で実際に発生した事例をもとに講義を受ける。
今回は「ヒューマンエラー」について。
ヒューマンエラーが起こる要因として挙げられるのが、確認せず次の工程、作業に移ってしまうことです。
一つ一つの作業を慎重に確認した上で行う。 それこそがヒューマンエラーを未然に防ぐ最大の防御策であると受講。
これはユニック作業だけに限らず、すべての作業に言えることであり、受講者はみなうなずきながら講義にのぞみました。
後半は実技講習。
日々使用している設備であるからこそ、安全な作業と確実なメンテナンスが必要です。
特に今回は、「ワイヤーロープが適切に巻かれず、フックの巻き上げが出来なくなった」という事例をもとに修復までの実技を行いました。
具体的な事例によるシュミレーションを行うことで、その場での対処方法を再確認、周知いたしました。
次にアウトリガーの張り出しについて。
これは基礎中の基礎ですが、これを怠ると車両の横転、荷物の飛散、人身事故の発生等、あらゆる大惨事になる可能性が秘められています。
どんなベテランに対しても基礎基本こそ厳しく指導することで、漫然作業・手抜き作業を防止し、お客様の製品を守ります。
ユニックは特殊な車両であり、日々の確実な作業と定期的なメンテナンス、そして何より大切なのは「ご依頼いただいた製品を確実に配送し、その先にどんな未来があるかを想像する」ことです。
皆様の人生や未来に係われることが、トラックチャーター便で全国配送を生業とする運送会社社員の「やりがいと誇り」です。